学生からのメッセージ

2月 25th, 2015

物理学科3年 小澤栄里

私は物理学科の学生が多く所属しているSSE(Supporting Science Experiment)というサークルで活動していました。

SSEでは、学校や科学館でのイベントで様々な実験を展示し、子どもたちに体験してもらうことで、科学の面白さを実感してもらうという活動をしています。

サークルでは、子どもたちに分かりやすく理解してもらえるような実験を作っています。実際に活動すると、自分では分かっているような原理でも、子どもたちに伝えるのはとても難しいと思いました。しかし、理解してもらえなくてもお互いに楽しんで、少しでも科学に興味を持ってもらえるようにしています。

さらに、SSEには物理学科の先輩がたくさんいるので、授業や大学生活について聞くことも出来ます。もちろん、同学年の友達も出来ますし、他大学の同じような活動をしている方々とも交流できます。

他のサークルでは、同じ学科に限らず様々な学科の人と交流できるので、より広い考え方を知ることが出来ます。

また、私は教職課程を履修しているので、SSEの活動を通じて子どもたちの反応を見ることで理科をどのように伝えればよいのかを学ぶこと出来ます。これがより分かりやすい実験を考える材料となり、将来、教育現場に出た時の大きな経験の1つとなります。

皆さんも物理学科で私のように将来につながる経験をしてください。

2014年11月3日の建学祭にて

 

 

卒業研究発表会

2月 2nd, 2015

2月6日に理学部物理学科の卒業研究発表会を行います。
場所は18号館2階です。どなたでも参加可能です。

主な発表内容

  • 炭素及びアルミニウムの吸収体中でのミューオンの寿命測定
  • ガンマ線連星系PSRB1259-63のガス円盤が放射に及ぼす影響
  • Fermi衛星を用いた超新星残骸w28からのガンマ線の研究
  • 放射線医療への応用を前提とした検出器の基礎実験シミュレーション
  • 核融合周辺プラズマ計測のための高性能質量分析器の開発
  • 原子核の励起エネルギーと殻模型
  • 素粒子模型と3色のクォーク
  • 初期宇宙のレプトンフレーバー非対称性と相対論的有効自由度
  • 色素増感型太陽光励起ファイバーレーザー
  • 透過型回折格子を用いたフェムト秒パルス圧縮に関する研究
  • 中赤外線光源を用いたホルムアルデヒドの吸収分光に関する研究
  • ラジアル偏光ベッセルビームを用いSi.Cu.Alの微小領域励起
  • BSアンテナを用いた電波望遠鏡での太陽の観測
  • 光学顕微鏡で見る分子運動のゆらぎと非平衡系での輸送現象

 

 

東海大学ゼミ紹介

12月 24th, 2014

東海大学受験生応援サイトに櫛田研4年生の高須さんと櫛田准教授がゼミ紹介として載りました。

http://www.u-tokai-trueblue.jp/seminar/kushida/

 

 

卒業生からのメッセージ2015

12月 24th, 2014

名前: 宮下 靖史

最終卒業年: 東海大学大学院 理学研究科 物理学専攻 2003年度卒業

職業: ヤフー株式会社 勤務 (技術系管理職)

物理学を通じて学んだ論理的な思考は理工学系の基礎

私は宇宙への興味と好奇心から物理学科へ入学し、宇宙物理学を専攻して大学院まで進みました。今は日本有数の通信量を誇るIT系企業で社内の全サービスの中心となる様なコアプラットフォームのシステムを運用・維持・管理するシステムエンジニアとしてプロダクトの責任者をしています。

宇宙物理は広大な宇宙全体の成り立ちや構成を考えるものから、一つの天体にフォーカスして星の一生を研究するものまで多岐にわたります。局所的な視点で深く掘り下げることや時には全体を俯瞰して考察する様な物事のアプローチをする必要があります。物事の全体から詳細までを考え、そしてそれらを理解してゆくためには、「何故そうなるのか」「どうしたらこうなるのか」を徹底的に考え筋道だった論理を組み立てる必要があります。日々の学習で身に付けた論理的な思考は、現職において担当している全国に分散する壮大なシステムを理解し管理するための力強い武器となっています。

また宇宙物理という一般には馴染みのない分野について語る際には、分かり易く話すための説明やプレゼンテーションを行う必要があります。在学中には卒業研究や学会など人前での発表を通じて自身の研究を説明する機会を得ることができ、国際会議への参加などにより世界中から集まった研究者たちの発表を見聞きすることでプレゼンテーションの能力を磨くことができました。物理学科と物理学専攻において得られた知識や経験には、理工学系の分野で基礎となるものが数多くあります。受験生の皆さん、物理を学ぶことで得られる私のような大きな成長のために、東海大学物理学科へ是非お越し下さい。

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電波銀河 IC 310 の中心巨大ブラックホール近傍で起きた超高エネルギーガンマ線爆発現象を観測しました

11月 20th, 2014

物理学科の西嶋恭司教授、櫛田淳子准教授、大学院生の小谷一仁さんが所属する10カ国160名からなる国際共同研究チーム(MAGIC)は、地球から2.6億光年離れたペルセウス座銀河団にある電波銀河IC 310の中心で起きた超高エネルギーガンマ線の巨大爆発現象を観測し、日本を含む6カ国で同時記者発表を行ないました。この爆発現象において観測された超高エネルギーガンマ線放射の激しく速い時間変動は、中心の超巨大ブラックホールの大きさから理論的に推定される時間変動よりはるかに速く、これまでの理論モデルでは説明できない新しい発見です。グループは、高速回転する強い磁場を持ったブラックホールの極付近の非常に狭い領域で粒子が加速され超高エネルギーガンマ線が放射されるという新しいモデルを提案しました。今後、謎の多いブラックホール近傍の物理現象の解明に弾みがつくものと期待されます。

発表雑誌: Science Express 11月6日
論文タイトル:Black hole lightning due to particle acceleration at subhorizon scales
著者:The MAGIC Collaboration, J.Aleksic et al.

10.1126/science.1256183

東大宇宙線研究所からのプレスリリース:

http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/2014/11/10140000.html

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IC 310の中心の超巨大ブラックホール近傍における 超高エネルギーガンマ線放射メカニズムの模式図 (The MAGIC collaboration 提供)