- 研究内容
ロケットや衛星に磁力計を搭載して磁場測定をし、超高層電流や
ロケットの姿勢変化検出と気球実験では地殻構造の解析および
磁力計の開発改良実験を行っています。
- 研究詳細
宇宙空間はプラズマという荷電粒子が飛び交い、その運動は地球や太陽の磁場に
左右されて磁気嵐やオーロラなどの地球上の現象を生じさせたり、
磁場は地球に降る有害な紫外線を遮蔽してくれます。電離層や宇宙空間には
10万アンペア以上の電流も流れます。このような宇宙空間の電流を検出するためには、
磁力計で磁場を測定しなければなりません。
我々は科学衛星に磁力計を搭載して地球や宇宙空間や惑星の磁場を測定し、
その変動から電流を測定したり、オーロラなどの物理現象の解明を行おうとしています。
また、私たちの磁力計は日本のすべての観測ロケットに載せられて、飛翔中のロケット
の姿勢や運動を測定しています。これらは、宇宙科学研究所などとの共同研究ですが、
今後の火星探査衛星や月周回衛星計画にも参加しています。さらに、これらの搭載磁力計
の測定器の開発や改良、搭載する際の磁力計の試験検定法やデータ解析法の研究も
併せて行っています。
- 担当科目
(大学院担当科目)
宇宙計測学特論、宇宙探査工学特論、宇宙工学特殊講義 等
(学部担当科目)
宇宙航行力学、宇宙計測工学、航法機器、航空宇宙特別プロジェクト 等
- 連絡先
研究室:航空宇宙学科第6研究室
E-mail: tohyama@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp
TEL: 0463-58-1211(内線4456)