お知らせ
99/12-現在
「ケベック大学トロア=リヴィエール校水素研究所研究者・学生募集」
同研究所では現在およそ40人の研究者が働いており，燃料電池と水素エネルギー利用
に関連する基礎・応用技術開発，および気体から固体に至る誘電体の物性に関する基礎
・応用研究を行っています。他大学，研究機関やバラード・パワー・システム，自動車
メーカー等の民間企業とも行っている国策的共同研究に対して，カナダ，ケベック州両
政府からも巨額な研究資金援助を受けている研究所です。ポスドクトラル・フェローは
もちろんfinancial support付きの大学院学生，さらに学部学生の短期的な研究補助につ
いての募集が随時あります。ポスドクはAPSを通したアナウンスの他，大学院生募集と共
に
ホームページ上でも行われています。学位論文や授業には公用語のフランス語が必要
ですが，研究活動やセミナーは英語でも可能であり，特に日本人大学院生のフランス語
学習については別途の補助が考慮されますので，興味のある方は八木原までご連絡くだ
さい。
99/12-現在
「RGMS大学院学生，研究員の受け入れについて」
本研究グループ（RGMS：Research Group of Molecular complex System）の研究活
動は，学内物理学科からは原則的に卒業研究，医学部からは大学院より参加可能です。
さらに学外からの大学院進学（博士課程前・後期）や研究生の受け入れももちろん可能
ですので，下記研究活動や本ホームページに記載された研究内容，publicationに興味が
あり，RGMSでの研究に参加する希望のある方はご連絡ください。
水，低分子量液体，高分子，生体関連分子などについて，液体，溶液，液晶，ゲル，生
体組織などの複雑液体，固液中間体の凝集構造とその性質・機能を研究しています。こ
れらの分子複雑系の構造はダイナミックなもので，このダイナミックな構造自体がその
性質と機能を決定しています。従ってどれだけ速い，また遅い分子ダイナミクスを観測
できるかが実験上のポイントです。RGMSでは広帯域誘電緩和測定を主な手法として，
国際的にも最も広い時間・周波数域(1Ms-10ps，1μHz-30GHz)での動的構造解析システム
を構築し，水構造から各種複雑物質，生命現象，医療まで，様々な分子複雑系の研究を
しています。これらの基礎研究の上で，民間企業からの委託によって，コンクリート構造
物の劣化診断，食品の品質診断，皮膚の健常性診断，栄養飲料や水の品質評価など，特
に物質中の水の状態がその性質や機能を決定する物質についての診断・評価法に関する
応用研究や医療への適用などの試みを続けています。
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